玄米に含まれる豊富なミネラルはどこからやってくるのか?

以前のコラムでも「現代人はミネラル不足」とお伝えしました。
そもそも、「ミネラル」とは、鉱物のことです。私たちは土壌にあるミネラルを直接身体に取り込むことはできません。植物などの有機物などを頂くことによって、ミネラルを身体に取り込むことが出来るのです。

植物の中でも、玄米は特に多くのミネラルが含まれていると言われています。
それは何故でしょうか?

私たち日本人の昔からの主食、「お米」=稲は北海道から沖縄まで日本各地で育てることが可能で、少し標高のある所でも問題なく栽培することが出来ます。
つまり稲は、土壌から成長に必要なミネラルを十分に吸収する能力に優れているのです。

植物はマグネシウムなどの土壌のミネラルを吸収し、太陽の光を受けることで葉緑素を作り出し、その葉緑素は光合成の過程でブドウ糖になります。

このブドウ糖は、成長の過程で繊維を形成し、更には鉄分、カルシウムなど、様々なミネラルを引き付けて、より固い繊維を形成します。ですので繊維が固ければ固いほど、ミネラルが凝縮されると考えられています。

お米で言えば、その固い繊維=糠で覆われたものこそが、「ミネラルが豊富な玄米」なのです。

私達人間が食べても簡単には消化できないほどの固い繊維=糠に豊富なミネラルが含まれているということです。

糠が取り除かれた「白米」では、せっかくのミネラルも削ぎ落とされてしまうため、味としては美味しいかもしれませんが、栄養価を損なった食べ物であると言えるでしょう。

糠を含む「玄米」を戴くことによって、私たちにとって、必要なミネラルを無駄なく身体に取り込むことが可能というわけです。

ですが、固い繊維に覆われた「玄米」に含まれるミネラルを、効果的に身体に取り込むためには、炊き方、食べ方もまたとても重要になってきます。
炊飯器で普通に炊いたような玄米を、普通に食べるだけでは、玄米の持つ恩恵は受けられないのです。

グルテンフリーの本質とは

この炊き方、食べ方に拘り、効率化を図ったのが、私たちがお勧めする、米粒に頼らない玄米食=玄米パウダーなのです。

何故、米粒ではなくパウダーなのか。通常の玄米と玄米パウダーの違いなど、より詳しく学べるのが「玄米食専門講座」でもあります。

身体に負担なく、無理なく続けられる玄米食について、まずは、知るところから始めてみるのは、いかがでしょうか。

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Writer

石川 美樹
石川 美樹玄米食専門講座インストラクター
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