
【更年期Part1】更年期とは?体の中で何が起きているの?
「更年期」「更年期障害」という言葉は、多くの女性が一度は耳にしたことがあると思います。では、更年期とは一体何なのか?なぜ体に不調が起こるのでしょうか?
まず、更年期は「病気」ではなく、体の変化によって起こる様々な症状のことを指します。風邪のように急にわかるものではなく、じわじわと変わっていくことが多いのが特徴です。よく「揺らぎ世代」と言われるように、とても個人差が大きい時期でもあります。

一般的に、更年期は閉経の前後5年間、つまり約10年ほど続くとされていますが、これはあくまで目安。症状や時期は人それぞれで、100人いれば100通り、1000人いれば1000通りの違いがあります。
女性ホルモンの仕組みと更年期の関係

女性の体内では「女性ホルモン」が大きな役割を果たしています。ホルモンの分泌は脳の「視床下部(ししょうかぶ)」が司令塔となり、そこからの指令を受けた「脳下垂体(のうかすいたい)」が卵巣に「エストロゲン(女性ホルモン)を分泌してください」と伝えます。エストロゲンは主に卵巣で作られています。
エストロゲンの分泌量は20代でピークを迎え、その後30代後半から徐々に減少し始めます。特に40代になると急激に減少します。しかし脳はエストロゲンの不足に気づくと、「もっと作って!」と何度も指令を送り続けます。一方で、卵巣はその指令に応えきれず、「もう作れません」と返事をする状態になります。
このホルモンの減少と指令の不調和が、自律神経の乱れを引き起こし、更年期症状の原因と考えられています。
更年期を知って自分の体と向き合おう
例えば、生理がまだある方は周期が乱れたり量が変わったりして、「そろそろ更年期かな?」と気づくこともあります。
また、病院で血液検査を受ければ、女性ホルモンの数値から更年期の状態を確認することができます。自分の体の状態を知ることは、不調の早期対策につながるのでおすすめです。私自身も定期的に検査を受けて、体調管理に役立てています。
疲れやすさやイライラなど、初期の症状は気づきにくいこともありますが、30代後半から女性ホルモンは減少するので、そのことを理解して無理せず生活習慣を見直すことが大切です。

もし気になることがあれば、無料で受けられる「健康美人度チェック」などの簡単なテストを試してみるのも良いでしょう。
次回は、更年期の具体的な症状や女性ホルモンの役割について詳しくご紹介しますね。
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