「米粉パンなら体に優しい」は本当? ゆるグルテンフリーを4年続けて見えてきたこと
1. 小麦アレルギーのお客様との出会い、そして米粉へ
私が「ゆるグルテンフリー」を意識した生活を始めて、早いもので4年ほどが経ちます。
もともとお菓子の販売を始めた頃は、小麦粉を使ったお菓子も作っていました。しかし、小麦アレルギーのお客様との出会いをきっかけに、キッチンから小麦をなくし、米粉へと完全にシフトしました。
その結果、アレルギーを持つ方にも喜んでいただけるようになり、私自身も「小麦を控える心地よさ」を実感しています。ここまでは、私にとって間違いなくポジティブな選択でした。
2. 広まる「米粉ブーム」に感じた、ちょっとした違和感
ところが最近、SNSなどで「米粉だからヘルシー」「米粉なら安心」という言葉をあまりに多く目にするようになり、私はある「小さな違和感」を抱くようになりました。
日常的に米粉を扱っているからこそ、ふと立ち止まって考えてしまうのです。
「お菓子の粉を小麦粉から米粉に変えただけで、本当にすべてが解決するのかな?」と。
3. 粉を変えても、やはり気になる「砂糖と油」のバランス
皆さんもご存知の通り、パンやお菓子には、粉の種類に関わらずお砂糖や油分が欠かせません。
前回のコラム(「4毒抜き」ってどうなの?)でも触れたように、お砂糖には特有の中毒性があり、体を冷やす「陰性」の性質も持っています。「米粉だから」という安心感に甘えてしまうと、一緒に摂っている砂糖や油の存在が、つい盲点になってしまいがちです。これでは、本当の意味で「体に優しい」食生活とは言えませんよね。

4. 血糖値の視点で見れば、米粉も「お米(糖質)」

また、血糖値を意識している方ならピンとくるかもしれませんが、GI値で見れば小麦粉も米粉も、実はそこまで大きな差があるわけではありません。
米粉は「お米」そのものですから、大切なエネルギー源であると同時に、しっかりとした糖質です。「小麦粉より太りにくい」「いくら食べても大丈夫」と思い込んでしまうのは、少し楽観的すぎるかもしれません。
5. 私が「玄米粉」をブレンドして届ける理由
こうした、米粉だけでは補いきれない部分を埋めるためにたどり着いたのが、米粉に「玄米粉」を配合するパン作りでした。
小麦にも「全粒粉」があるように、お米にも精製されていない「玄米」があります。100%の米粉パンよりも、玄米粉を合わせることで、玄米が持つ食物繊維やミネラルをプラスできます。
また、米粉パンならではのもちもちとした弾力は、自然と噛む回数を増やしてくれます。「よく噛むこと」は、血糖値の急上昇を緩やかにするための、一番シンプルで確実な方法でもあります。

結論:今の自分の体に合わせて「チョイス」する
私は小麦を「悪」だとは考えていません。今でも、外食でパスタを美味しくいただく日もあります。 大切なのは、流行の言葉に流されるのではなく、「その食べ物が、今の自分の体にどう響くのか」を自分なりに理解して選ぶことです。
「米粉だから」という言葉の先にある、素材の本当の性質。それを見極められるようになると、食選びはもっと自分らしく、自由なものになりますよ。
まずは、1-2分でできる無料診断で食生活やライフスタイルをチェックしてみる
または
Writer

- 玄米食専門講座インストラクター
- プロフィール >>
最新の投稿
玄米食専門講座の講座ラインナップ








