2025年最新指針で考える「減塩」の落とし穴。更年期からの健康を守る“本物の塩”の選び方
(2026-02更新)
「血圧が高めですね」
健康診断の結果を見て、大好きな味付けを我慢しなきゃ……と肩を落としていませんか?
2025年7月、高血圧治療ガイドラインが改定され、「すべての人に共通の目標血圧が130/80mmHg未満」という新指針が示されました。より早期の管理が求められる時代になりましたが、実は「ただ塩を減らすだけ」の減塩は、かえって体調を崩す原因になることもあります。
大切なのは、減塩よりも「塩の質」を見極めること。今こそ知っておきたい、家族と自分の心身を守る「正しい塩との付き合い方」を解説します。
なぜ昔の日本人には「高血圧」が少なかったのか?
かつての日本は、味噌、醤油、漬物、梅干しといった塩分を多用する食文化でした。今よりも塩分摂取量が多かったはずなのに、なぜ現代ほど「高血圧」が問題にならなかったのでしょうか。
その答えのひとつが、現代特有の「塩の質の変化」にあります。
現代の食卓の主流は、効率を重視して作られたミネラル不足の「精製塩」。一方、かつての人々が口にしていたのは、海のミネラルを丸ごと含んだ「本物の塩」だったのです。
体を温め、巡らせる。知られざる塩の3つの役割
塩分は決して悪者ではありません。特に冷えや更年期の不調が気になる世代にとって、良質な塩分は心強い味方です。
- ① 体温保持と免疫力アップ
体温が1度下がると免疫力は30%以上低下すると言われます。塩分には心臓の収縮を助け、血液を全身に送り出す「熱源」の役割があります。 - ② 消化を助け、新陳代謝を促す
胃液の主成分である「塩酸」の原料は塩分です。胃もたれしやすい、消化が悪いと感じる方は、実は塩分不足が原因かもしれません。 - ③ 脳の電気信号を伝える
手足を動かす、脳が指令を出す。この電気信号をスムーズに伝える誘導体となるのが塩分です。過度な減塩は、物忘れや日常の動作の鈍さにつながるリスクもあります。
実践!スーパーで「体にいい塩」を見極める3つのチェックポイント
塩には大きく分けて3つの種類があります。賢い買い物術として、パッケージ裏の「原材料」と「製造工程」を確認する習慣をつけましょう。
| 塩の種類 | 原材料・工程の表記 | 特徴と体への影響 |
|---|---|---|
| 天然塩(自然塩) | 天日、平釜 | 海水を太陽と風で結晶化。ミネラル豊富で、玄米食とも相性抜群。 |
| 再生加工塩 | 海水、にがり | 海外の塩を溶かして「にがり」を添加。一見、天然風ですが中身は精製塩に近いものも。 |
| 精製塩(化学塩) | イオン交換膜 | 塩化ナトリウム99%以上の「化学物質」。ミネラルが皆無で、体に負担をかけやすい。 |
【ここをチェック!】
加工食品やお惣菜、インスタント食品に使われている塩の多くは、安価な「精製塩」です。私たちが無意識に摂りすぎているのは、この“質の低い塩”なのです。

理想は「熟成された有機物」として摂ること
たとえ天然塩であっても、塩そのものを大量に摂ることはおすすめしません。もっとも体に優しく、吸収が良いのは、植物が発酵・熟成される過程で塩が一体化した「有機物」の形です。
- 3年以上熟成された「味噌」「醤油」「梅干し」
長い時間をかけて「塩熟(しおな)れ」した調味料は、ナトリウムの角が取れ、体内での代謝がスムーズになります。
物価高で家計が厳しい時期ですが、毎日使う「さしすせそ」の調味料だけは良いものを選んでみませんか?結果的に、将来飲み続けるかもしれない降圧剤などの薬代よりも、ずっと安く、美味しく健康を守る投資になります。
まとめ:数値に振り回されない「自分らしい健康」へ
最新ガイドラインの数値はあくまで目安です。
大切なのは、自分の体が「冷えていないか」「消化ができているか」を観察すること。
「今の私の体質に合った塩の摂り方は?」と気になった方は、ぜひ当サイトの無料「健康美人度チェック」を受けてみてください。正しい知識で、我慢ばかりの減塩生活から卒業しましょう。
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- 玄米食専門講座インストラクター
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