老廃物はどうやって身体から排出される?夏の代謝と玄米の力

いよいよ夏本番。年々長くなる猛暑日には、熱中症対策として適度なエアコンの使用や水分補給が欠かせません。しかし、暑さに加えて体内に老廃物が溜まりやすくなることも、夏の体調管理で注意したいポイントです。

夏は老廃物が溜まりやすい?

ダイエットや生活習慣の中には、体に不要な老廃物を溜め込んでしまうものもあります。その結果、「むくみ」や「冷え」といった不調を感じることも。特に暑い夏は、汗をかきにくい環境(エアコンの効いた部屋、シャワーだけのお風呂など)だと、体の排出機能が十分に働かず、代謝が落ちることで体重増加につながることもあります。

私たちの体は、便、尿、汗を通して老廃物を排出する仕組みが備わっています。これらがスムーズに働くことで、健康を維持できるのです。

玄米に含まれる「フィチン酸」のデトックス効果

玄米には「フィチン酸」という成分が含まれています。フィチン酸は、体内の有害物質や重金属イオンと結びついて排出を助ける「キレート作用」が期待できることがわかっています。

一時期「ミネラルの吸収を阻害する」と言われていたこともありますが、最新の研究ではその影響はほとんどないことが確認されています。

現代人は、添加物の多い食生活やストレスで体内に負担がかかりやすい環境にあります。そこで、玄米食を中心とした和食メインの食事を意識することで、フィチン酸の力を利用して老廃物を少しずつ排出する助けになります。これが結果として、病気の予防にもつながる可能性があります。

夏の体調管理のポイント

猛暑の中で疲労が蓄積されやすい今、次のポイントを意識すると体の循環をサポートできます。

  • 水分補給:ミネラルを含む飲み物がおすすめ
  • 食事:胃腸に負担をかけにくいもの、玄米を取り入れる
  • 運動:無理のない軽い運動で血流を促進
  • 入浴:適度に汗をかくことで代謝を促す
  • 環境:エアコンの風が直接体に当たらない工夫

お手洗いに行くと、体は老廃物の排出状況を自然に知らせてくれます。この「体からのサイン」を見逃さず、少しずつ老廃物を溜め込まない工夫をすることは、日々の生活習慣を意識するきっかけにもなります。

猛暑が長引く夏でも、無理のない工夫で老廃物の排出を助け、健康的に過ごせる方法を見つけてみませんか?

まずは、1-2分でできる無料診断で食生活やライフスタイルをチェックしてみる

または

Writer

石川 美樹
石川 美樹玄米食専門講座インストラクター
プロフィール >>

玄米食専門講座の講座ラインナップ