玄米の効果を台無しにしてない?「血液を汚さない」食べ合わせの法則

40代・50代から見直す、完全栄養食を活かす「酸性とアルカリ」のバランス

はじめに:飽食の時代だからこそ問われる「選択眼」

これまで本コラムでは、玄米食の素晴らしさについてお伝えしてきました。

かつて私たちの先祖は、生き延びるために「何を食べるべきか」を体の反応から学び、命を繋いできました。しかし現代は、安価で手軽な食に溢れた「飽食」の時代。一方で日本の食料自給率は低く、多くの食材を輸入に頼っているという歪な現状もあります。

情報もモノも溢れる今、私たち日本人が本来の健康を取り戻すために必要なのは、「何を食べ、何を控えるべきか」を見極める確かな目です。

「完全栄養食」玄米の力を半減させる落とし穴

玄米は、白米では補えないビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含む「完全栄養食」に近い存在です。しかし、「玄米さえ食べていれば安心」というわけではありません。

せっかく玄米を取り入れていても、一緒に食べるものが体に負担をかけるものであれば、その効果は相殺されてしまいます。

  • 酸化した油の多い食事
  • 白砂糖たっぷりの甘いもの
  • 食品添加物が多用された加工品

これらを日常的に多食していれば、玄米の持つデトックス力や栄養価を十分に発揮させることは難しくなります。

「血液を汚す」という考え方:酸性とアルカリ性

私たちの体は、食べたものでできています。特に重要なのが「血液」の質です。

玄米食専門講座では、食材を「血液を綺麗にする=アルカリ性食品」と「血液を汚す=酸性食品」に分類する「食べ合わせ」の知恵を学びます。

油や添加物の多くは「酸性食品」に分類されます。これらは酸素と結びつきやすく、体内で「酸化」を招くのが特徴です。

本来、血液中のヘモグロビンは酸素を全身に運ぶ役割を担っていますが、血液が汚れてドロドロになると、体内は深刻な酸素不足(酸欠状態)に陥ります。

放置すると怖い、ドロドロ血液と「嫌気性細胞」

もし、血液を汚す食生活を続けていたらどうなるでしょうか?

血液が酸性に傾き、酸素が欠乏すると、本来排出されるべき老廃物が体内に蓄積されます。これが原因不明の不調や病気の引き金となります。

さらに深刻なのは、低酸素状態が続くと、酸素のない環境を好む「嫌気性細胞」が増殖しやすくなること。これが進行すると、癌細胞へと変化するリスクも示唆されています。

今日からできる「守り」と「攻め」の食習慣

不調や病気から身を守るために、私たちが今すぐ取り組めることはシンプルです。

  1. 1.【守り】血液を汚すもの(酸化した油、砂糖、添加物)をできるだけ減らす
  2. 2.【攻め】血液を綺麗にするものを積極的に摂り入れる

特におすすめしたいのが、手軽に栄養を補給できる「玄米パウダー」の活用や、体を温め血液を整える「じっくり煮込んだ根菜」、そして「熟成された本物の調味料」を日々の献立に加えることです。

「ちょい足し」から始める新習慣

いきなり食生活のすべてを変えるのは難しいかもしれません。

だからこそ、まずは毎日使う**「基本の調味料」**から見直してみませんか?

塩、醤油、味噌。これらを昔ながらの製法で作られた「生きた調味料」に変えるだけで、玄米食の効果は劇的に高まります。

あなたの体を作るのは、日々の小さな選択の積み重ねです。せっかくの玄米食、その力を最大限に活かして、巡りの良い体を目指しましょう。

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Writer

石川 美樹
石川 美樹玄米食専門講座インストラクター
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