更年期だからと「大豆」を摂りすぎていませんか? 血液を汚さないための、賢い食べ合わせの知恵

40代・50代。揺らぎやすい心と体に向き合う

女性の体は、生涯を通じてホルモンバランスに大きく左右されます。

特に更年期を迎える40代、50代は、心身の不調を感じる方がぐっと増える時期。私自身もまさにこの世代です。日によって波はありますが、「なんとなく調子が悪いな」と感じる日があるのが、隠せない実感です。

以前、自分の状態を客観的に知るために腸内環境を詳しく調べたところ、私の体は「エクオールの産生がゼロ」という結果が出ました。

「大豆を摂れば安心」という思い込み

更年期世代なら一度は「大豆製品を意識して摂りましょう」と聞いたことがあるはずです。 大豆イソフラボンは、体内で「エクオール」という成分に変換されることで、女性ホルモンに似た働きをしてくれます。

ところが、日本人の約半数はこのエクオールを自力で作れないと言われています。知識として知ってはいたものの、いざ自分の結果を目の当たりにすると「やはり私もそうだったのか」と、改めて日々の食生活を見直すきっかけになりました。

私と同じように「意識して食べているのに、恩恵を受けにくい体質」の方は、実は案外多いのかもしれません。

「食べ合わせの法則」から見た、大豆の性質

更年期以降は、代謝が落ちて体が冷えやすくなる時期でもあります。

「何を食べればいいか」だけでなく「どう食べ合わせるか」を大切にする本講座の考え方で見ると、実は大豆は陰性の性質が強く、単体では体を冷やしやすい食材に分類されます。

不調を改善したくてせっせと食べていた大豆製品が、もし過剰摂取になっていたとしたら、知らず知らずのうちに体を内側から冷やし、血液の巡りを滞らせてしまう可能性さえあるのです。

良かれと思って続けていた習慣が、今の自分の体に合っていないとしたら、それは少し「安心」の方向が違うのかもしれません。

大切なのは「質」と「食べ合わせ」

もちろん、大豆製品を食べてはいけないわけではありません。大切なのは、陰性の強い大豆を、陽性の食品と組み合わせて「中和(中庸)」に持っていく工夫です。

たとえば、納豆を食べる際、私はこんな工夫をしています。

  • 陽性の調味料を合わせる: 付属のタレ(添加物が含まれることが多いもの)は使わず、陽性の力が強い「梅干し」や「お醤油」を合わせます。
  • 玄米と一緒に: 私は、籾(もみ)まで入ったBAP玄米パウダーを混ぜた玄米ごはんに、「陽梅(やんばい)」という梅ペーストをお醤油代わりに添えていただきます。

こうして陽性食品と組み合わせることで、大豆の良い部分を取り入れつつ、体を冷やしすぎないバランスの取れた一膳に整えることができます。

滞りのない、軽やかな体を目指して

私たちがお伝えしている玄米食の根幹は、「質の良い血液を作ること」です。

体が冷えると、血液の巡りが滞り、不要なものが体内に留まりやすくなります。更年期という「滞り」を感じやすい時期だからこそ、この食べ合わせの知恵が大きな助けになります。

「冷えすぎて夜眠れない」「胃腸の調子がずっと重い」 そんな小さな不調も、日々の食事を少し見直すだけで、時間はかかっても確実に変わっていきます。

いかがだったでしょうか?

更年期という変化の時期。情報に振り回されて「詰め込む」のではなく、今の自分の体質に合った「整え方」を、今日の一膳から始めてみませんか。

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Writer

石川 美樹
石川 美樹玄米食専門講座インストラクター
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