お味噌汁飲んでいますか?

日本人の伝統食でもある「和食」

今では、海外のセレブを始め、訪日外国人の方も日本食を好んで食べていらっしゃる方が多いと聞いています。

そんな状況とは裏腹に、本来、和食中心であるはずの日本人の日常的な食事は、欧米化が進んでいます。

パンの消費金額がお米の消費金額を上回っていたり、例えば、お味噌汁一つをとっても、週に半分以上飲まれている方は5割程となっているということです。

発酵食品の多い日本ならではの食文化であるにも関わらず、非常にもったいない話ではないでしょうか。

お味噌汁は、材料の要である味噌を本来の作り方(塩味をしっかり利かせて、熟成させること)であれば、アミノ酸やミネラルの補給源にもなり、さらに、熟成することによって抗酸化物質でもある「メラノイジン」が産出され、一杯のお椀の中に栄養がいっぱいになります。

メラノイジンは、摂取することで消化酵素に働きかけ、糖質の急激な消化吸収を防ぎ、血糖値をゆるやかに上昇させるという働きも持ち合わせています。

お味噌汁自体の作り方はそんなに複雑ではないので、忙しい現代人が手軽に栄養を摂取する方法の一つとしてお勧めの手段ではないでしょうか。

また比較的、どのようなお野菜とも相性が良いので、具沢山のお味噌汁にすれば、ビタミンや食物繊維(血糖値や血圧の上昇をゆるやかにする効果も期待が出来ます!)なども摂取することが出来、手間をかけることなく野菜不足を解消してくれます。

完全栄養食である玄米と組み合わせれば、より理想的な栄養バランスと消化吸収が実現できます。玄米に味噌汁、そしてちょっとした副菜で十分に食事として成り立つのが、日本の伝統食の素晴らしさでもあり、私達が未来へと紡いでいく必要のある食事なのではないでしょうか。

味噌の糀に「玄米」を使用した玄米味噌などもあります。是非、味噌を選ぶポイントの一つとして、気にかけてみてくださいね。

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Writer

石川 美樹
石川 美樹玄米食専門講座インストラクター
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