「白米は太る」は本当?“糖質との付き合い方”が変わる玄米の選び方

ダイエットを始めると、「まずはお米を減らす」「夜だけ糖質オフにする」という声をよく聞きます。
“糖質=太る”というイメージが広がり、ご飯を極端に控える方も増えています。

けれど、まず押さえたい事実があります。
糖質は、私たちの体や脳が動くための主要なエネルギー源だということです。
これを完全に抜くと、だるさ・集中力の低下・反動による食欲増加が起こるケースもあり、健康的なダイエットとは言えません。

大切なのは、量をゼロにすることではなく、
「どの糖質を、どう摂るか」 という視点です。

白米と玄米の“糖質量”はほぼ同じ

まず、誤解しがちなポイントをひとつ。

白米と玄米の100gあたりの糖質量は、大きな違いは確認されていません。
そのため、糖質量だけで比べると「どちらも同じじゃないの?」となります。

しかし、ダイエットや体重管理に影響するのは “糖質の量”より“吸収されるスピード” です。
これを示す指標が GI値(グリセミック・インデックス) です。

白米は高GI、玄米は中GIに分類されることが多い

確GI値は食品や条件によって異なり、数値に幅があります。
ただし、複数の信頼できる資料で確認されている一般的傾向として、

  • 白米や小麦食品 → 高GI食品に分類されることが多い
  • 玄米 → 食物繊維が豊富で中GIに分類されることが多い

という違いがあります。

玄米には不溶性・水溶性どちらの食物繊維も含まれ、これが糖質の吸収をゆるやかにする働きにつながっています。

食後血糖値が急激に上がると、
その後の急降下によって空腹感が早く訪れ、間食が増えやすくなります。
血糖値の乱高下が繰り返されるほど、脂肪が蓄積しやすい状態にもつながるため、玄米のように「血糖値の上がり方がゆるやか」な食品は、体重管理に役立つと考えられます。

 “糖質制限の落とし穴”は知っておきたい

ここ数年、糖質制限ダイエットが流行し、特に白米を完全に抜く方法が話題になりました。
しかし、極端な制限については、次のようなリスクが指摘されています。

  • エネルギー不足による疲労感
  • 集中力の低下
  • 食事バランスの乱れ
  • 反動による過食
  • リバウンドの増加

糖質は本来、避けるものではなく「適切に選び、適切に摂るべきもの」です。
正しく取り入れることで、体の代謝も安定し、無理のないダイエットにつながります。

玄米が続かない理由は「手間」と「食べにくさ」

とはいえ、玄米を生活に取り入れようとすると、

  • 浸水に時間がかかる
  • 食感が固い
  • よく噛まないと消化に負担がかかる
  • 家族全員が好む味ではない

といった理由で続かないという声が多くあります。
特に忙しい毎日の中で、毎回玄米を炊くのはなかなか現実的ではありません。

ここで役立つのが、近年広がってきた 「玄米パウダー」という選択肢 です。らとありとあらゆる糖質を排除するのではなく、摂るべき糖質、控えるべき糖質があるということです。

 “玄米パウダー”という現代向けの玄米のかたち

玄米パウダーは、玄米を特殊な製法で細かく粉砕したものです。(玄米粉とは製法が異なり、用途や溶け方も違います)

玄米パウダーのメリット

  • 白米を炊く時にほんの少量混ぜるだけで、玄米の栄養をプラス
  • 食感や味が大きく変わりにくい
  • 消化しやすい
  • スープ、味噌汁、カレー、スムージー、製菓など幅広く使える
  • 毎日継続しやすい

玄米食にありがちな「続かない理由」の多くが、このパウダーで解決できます。
“玄米を炊く”という手間がなく、ふだんの食生活に自然に取り入れられるため、特に忙しい女性や家族と食事を共有する方から支持されています。

玄米食専門講座でも、この玄米パウダーを中心に、無理なく続けられる現代的な玄米食スタイル「新玄米Life」を提案しています。

食事は“制限”ではなく“選び方”で変わる

白米が太ると言われるのは、「糖質量そのもの」ではなく、血糖値の上がり方が比較的早い食品であることが理由です。

逆に、玄米は食物繊維が豊富で、同じ“ご飯”でも体への影響が大きく変わります。

ダイエットも健康管理も、“抜く・我慢する”ではなく、「自分の体が喜ぶ形で、どう選ぶか」 が本質です。

玄米パウダーのように、続けやすい形で取り入れれば、無理なく健康的な習慣を作ることができます。

もっと自分に合った方法を知りたい方へ

玄米パウダーの使い方、通常の玄米との違い、糖質との上手な付き合い方などは、玄米食専門講座の無料相談会で詳しく説明しています。

「続けられる玄米食」を知りたい方は、ぜひ気軽にお声がけください。

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Writer

石川 美樹
石川 美樹玄米食専門講座インストラクター
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