近年注目されている第7の栄養素、フィトケミカル(ファイトケミカル)とは?

これまでのコラムでも、人間が生きていく上で大切な栄養素について触れてきました。
古くは3大栄養素から始まり、やがて5大栄養素、6大栄養素、そして近年では7大栄養素と呼ばれるように、栄養素の定義は日々変化しています。

具体的には、3大栄養素として炭水化物・タンパク質・脂質があり、そこにビタミン・ミネラルを加えたものが5大栄養素とされてきました。さらに、食物繊維とフィトケミカル(ファイトケミカル)が追加され、7大栄養素と考えられるようになっています。

さて、フィトケミカル(ファイトケミカル)という言葉を聞いたことがありますか?
まだ馴染みのない方も多いかもしれませんが、実は私たちが健康的に生きる上で欠かせない栄養素です。これからお伝えする内容で、その重要性がわかるはずです。

野菜や果物には、旨味や甘味だけでなく、香り・苦味・えぐみ・渋み・色素などが含まれています。これらの成分が組み合わさることで、私たちはそれぞれの食材の味を感じ、楽しむことができます。そして、この香り・苦味・えぐみ・渋み・色素といった成分こそが「フィトケミカル」と呼ばれるものなのです。

例えば、「ポリフェノール」「アントシアニン」「イソフラボン」「カテキン」「リコピン」など、耳馴染みのある成分も、実はフィトケミカルの一種です。特に、フィトケミカルには抗酸化作用があることから、近年注目度が急上昇しています。

現代人はストレスからくる睡眠不足、過食・暴食・偏食などの影響を受けやすく、こうした生活が続くと、がんの発生因子とも言われる「活性酸素」が体内に増えてしまいます。フィトケミカルには、この活性酸素を適正な量まで除去する抗酸化作用があるため、健康維持に欠かせない栄養素と言えます。

玄米は「フィトケミカル」の宝庫

3大栄養素・5大栄養素に加え、7大栄養素までをバランスよく日々の食事に取り入れることが大切ですが、そこで特におすすめしたいのが「玄米」です。
玄米には、精製された白米にはない糠(ぬか)や胚芽などの外皮に、多くのフィトケミカルが含まれています。例えば、脳神経の保護に関わる「γ-オリザノール」や、強い抗酸化力を持つポリフェノールの一種「フェルラ酸」などがその代表です。
とはいえ、「玄米を炊くのが面倒」「食感が苦手」という方もいらっしゃるでしょう。その場合は、料理や飲み物に混ぜるだけで手軽に摂取できる「玄米パウダー」などの活用も、フィトケミカルを効率よく取り入れる賢い選択肢の一つです。

【あわせて読みたい】:ファイトケミカルを味方につけて免疫力UPを目指そう!玄米食がもたらす体調管理のコツ

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Writer

石川 美樹
石川 美樹玄米食専門講座インストラクター
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