
食品を選ぶとき、何を見ていますか?——“原材料表示”の見落としがちな落とし穴
私たちが日々通うスーパーには、たくさんの食品が並んでいます。価格や賞味期限に目が行きがちですが、健康のためにぜひ注目してほしいのが【原材料表示】です。
「原材料をちゃんと見て選んでいますよ」という方もいれば、「気にはなるけど、よくわからないし…」という方も少なくありません。実際、私自身が主宰しているお菓子教室や、販売を通して多くの方と接する中で、原材料への関心の差を日々感じています。
日本は「食の安全な国」と思われがちですが、実は海外で禁止されている食品添加物の多くが、日本ではまだ使用されています。そのため、私たち消費者が自分で原材料を見極めて選ぶことが、健康を守る第一歩となるのです。
添加物の役割と、表記ルールのギャップ
原材料表示には、使用量の多い順に記載され、スラッシュ(/)以降に添加物、そしてアレルギー物質が記載されます。しかし、『酸味料』や『香料』は一括表示が認められており、実際にどんな成分が使われているのか、私たち消費者にはわからないのが実情です。
さらに、加工食品には、食品を長持ちさせたり、見た目や風味を良くしたりする目的で、さまざまな添加物が使われています。例えば、以下のようなものです。
- 酸化を防ぐ:酸化防止剤
- 色をきれいに見せる:発色剤・着色料
- 長期保存を可能にする:保存料・防カビ剤
- 味を整える・甘みをつける:甘味料・香料
- 食感を出す:増粘剤・安定剤・ゲル化剤
これらは多くの加工食品に含まれており、日常的に摂り続けることで、知らず知らずのうちに体に負担をかけている可能性があるのです。

「価格と添加物の関係」──安さの裏にあるもの
添加物の多い加工食品は、コストが抑えられている分、価格も手ごろなことが多くなります。ですが、だからこそ「安さ」と「体への影響」は、ある意味比例しているといえるかもしれません。
忙しい毎日、加工食品に頼るのは仕方のないこともあります。だからこそ、
- 添加物が少ない商品を選ぶ
- 加工食品の量をなるべく減らす
- 体に溜めない「出す力」をつける
この3つの視点を意識することが大切です。
添加物を“出す力”をサポートしてくれる玄米のチカラ

私たちが提案する「玄米食」は、デトックスをサポートする自然の力が詰まった食材です。玄米には、抗酸化作用の高いポリフェノールや、食物繊維、ビタミン・ミネラルがバランスよく含まれており、体内の不要なものを外へ出す働きに優れています。
とくにおすすめしたいのが、「籾(もみ)つき玄米」を独自製法で微粉末化した【BAP玄米パウダープレミアム】。籾の部分には、現代人に不足しがちなミネラル(中でも“ケイ素”が豊富)や強い抗酸化成分が含まれており、体内の浄化を内側からサポートしてくれます。
添加物の消化や排出には、大量のミネラルが必要とされているため、日常的に玄米を取り入れることが「足すケア」だけではなく「出すケア」につながります。
最後に——選ぶ目を養うことが、未来の健康につながる
食品選びに“完璧”を求める必要はありません。ですが、まずは一歩、「原材料を見てみる」「添加物の少ないものを選んでみる」という小さな意識から始めてみませんか?
今後さらに医療費が上がるといわれる時代だからこそ、毎日の食事で体の土台を整えることが、未来の自分と家族を守る備えにもなります。

まずは、1-2分でできる無料診断で食生活やライフスタイルをチェックしてみる
または
Writer

- 玄米食専門講座インストラクター
- プロフィール >>
最新の投稿
column2025-07-15【正しい塩の選び方】減塩=健康ではない?本当に体にいい塩とは
column2025-07-15【玄米の選び方】有機JASと特別栽培、どう違う?スーパーで選ぶときのポイント
column2025-07-15私たちの体は60兆個の細胞でできている。体の仕組みと玄米の関係
column2025-07-07食品を選ぶとき、何を見ていますか?——“原材料表示”の見落としがちな落とし穴
玄米食専門講座の講座ラインナップ

